4/25に、高コレステロール血症についての院内勉強会をMSD株式会社の協賛で行いました。高コレステロール血症の治療の基本は、食事療法と運動療法と広く知られていますが、その効果が十分でない場合、薬物治療を行います。代表的な薬物治療には、コレステロール合成阻害剤のスタチンと、コレステロール吸収阻害剤の、小腸コレステロールトランスポーター阻害剤があります。スタチンは古くから使われてきています。小腸コレステロールトランスポーター阻害剤は、比較的新しい薬で、小腸からのコレステロール吸収を選択的に阻害します。小腸コレステロールトランスポーター阻害剤の良い点は、コレステロールの中でも、動脈硬化惹起性リポ蛋白を抑えてくれる点です。