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胃内視鏡検査というと、「ゲーゲーと苦しくてつらい」というイメージが強く、敬遠されがちでした。当院では苦痛を軽減する検査方法を実施しています。
※当院では内視鏡専門医が行いますので、安心して検査を受けていただけます。
経鼻内視鏡検査について
径5.9mmの軟らかい極細型内視鏡は、鼻を通しての挿入が可能となりました。鼻から挿入することにより、舌根部に触ることなく食道に到達できるので、あの「ゲーゲー」という嘔吐反射をおこすことなく、患者様の苦痛は大きく軽減しまし た。また、検査中も会話ができるため、医師や看護師とのコミュニケーションも良く、安心して検査を受けることができます。前処置として鼻腔の麻酔を施しますので、鼻を通る時の痛みもほとんどないか、あっても最初に軽度感じるだけです。
当院では従来の経口内視鏡もそろえており、口から挿入する方法でも苦痛を軽減するために検査前に軽い鎮静剤の注射を行い眠っていただいている間に検査を行う方法も可能です。なお鎮静剤は、年齢、体重、基礎疾患により投与量を調節し、血圧や呼吸状態をモニターで常に監視しながら安全に行います。患者様の検査内容、ご希望によりそれぞれ使い分けていますので、ご相談ください。
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大腸内視鏡検査で見つけられる病気は、憩室大腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、ポリープ、がん、などがあります。
これらの病気は早めの発見が大切です。●内視鏡検査とは?
肛門からカメラを入れて、大腸の中を観察する検査です。大腸の長さは2メートルほどあり、曲がりくねっています。
カメラは細くてよく曲がるので、傷つけることなく、詳しく調べることができます。
病変があれば、その場で組織を少し採取して調べることもできます。小さなポリープは摘出することも可能です。●検査の予約時には・・・
医師から検査についての十分な説明を受けます。当日に大腸の中を空っぽにする必要があります。
医師より検査前日の指示を受けます。いま服用している薬は、必ず医師に伝えましょう。●検査直前に、次の薬を使用します。
- 腸の中をきれいにする薬をのみます。1~2時間かけてゆっくりとのんでいきます。
- 排便のみ始めて30分ごろから、おなかがはって、ゴロゴロしていきます。
数回トイレに行くと、腸の中がきれいになります。便の状態が、茶色⇒黄色⇒水状態になったら完了。 - 腸の動きを抑える注射をします。
●検査開始~終了まで
- 検査着に着替えます。
- 検査台に横になり、医師の指示に従った姿勢をとります。
- ゼリーを肛門部に塗布。
- カメラの挿入。モニタをみながら観察していきます。大腸を膨らますために、空気を送ります。
おならがが出そうになったら、どんどん出してください。
具合がわるくなったら、途中でもかまわず合図してください。 - 仰向け、右向き左向きと体位を変換しながら検査していきます。
- 必要がある場合は、色素散布や生検を行います。
- ガスを排出していただきます。肛門の周囲をきれいに拭きます。
●検査結果をご説明します。
実際の写真を見ながら、わかりやすくご説明いたします。