アルコール性肝障害とNASHについての講演会に参加し、最新の知見をアップデートしました。
Leaky gutに関与して腸内細菌が肝臓に及ぼす影響は、現在様々な研究が行われており、肝障害をきたす一つの要因としてとらえられている。
また、アルコール肝障害について男女の差があるが、それは体格の差だけではなく、エストロゲンの影響による部分があり、動物実験でも証明されている。
NASHについての治療薬は、現在のところチアゾリシン薬、ビタミンE、エイコサペンタエン酸、SGLT阻害薬の有効性が言われており、合併する糖尿病、高コレステロール血症、高血圧その他の疾患コントロールが重要。
現在開発中の薬も数種類あるとの事で、今後の研究開発が期待される。